情報漏洩における犯罪

内部者による不正持ち出し

近年、情報漏洩問題が多発しています。
大手企業でも情報漏洩が発生しており、消費者の目は年々厳しくなっています。
情報漏洩の原因は様々ですが、内部者による不正な持ち出しが原因であることが多いです。
特に権限のある従業員が不正に持ち出しを行うと、検知することが難しいでしょう。
また、そのようなときは被害金額が大きい傾向にあります。
内部犯罪の心理や特徴を知り、情報漏洩の対策を徹底させることが重要です。
情報漏洩の半数以上を占めている原因は、従業員による紛失、盗難、誤作動とされており、内部犯罪はごくわずかとなっています。
それでも内部犯罪による情報漏洩問題が大きく取り上げられるのは、被害総額が高く、話題性があるからでしょう。
大きく取り上げられると、企業の信頼も大きく失います。

内部犯罪の心理と対策

内部犯罪による情報漏洩は、ライバル会社に機密情報や売る悪質なものから、どこかで役に立つかもしれないといった軽い気持ちで行われます。
そして、内部犯罪を行うタイミングは退職前や転職する前が多いようです。
その理由としては業務が忙しく、早く終わらせるために持ち出した、処遇や待遇に不満があった、ルール違反を繰り返している人が多く自分もやったなどが挙げられます。
内部犯罪を行う心理については、動機、機会、正当化の3つの要因によって構成され、これらが揃ったときに情報漏洩の問題を起こすようです。
処遇への不満、プレッシャーから内部犯罪をする動機が生まれ、持ち出し可能な環境が機会をつくり、自分勝手な理由づけ、倫理観の欠如から他人への責任転換をして正当化します。
この3つの心理が揃うことがあっても、実際に内部犯罪に走ることは少ないようです。
しかし、不平不満が蓄積すると内部犯罪の実行に至ります。
このような内部犯罪を防ぐためには、動機、機会、正当化の3つの要素が揃わないようにすることです。
権限の管理、ログの収集をしましょう。
すべての従業員にアクセス権限を与えるのではなく、適切な権限を設定するとともに退職者には、速やかにアカウントを消去する対策も重要です。
ログの収集、管理については権限のないフォルダにアクセスしたり、大容量ファイルのコピー、業務に関係ない相手にメールを送ったりなどの行為をカウントして、把握する対策が効果的です。