顧客情報の漏洩について

膨大な損失を与える情報漏洩

企業にとって顧客情報は、慎重に取り扱わなければなりません。
不正アクセスなどによる情報漏洩問題がテレビや新聞で報道されています。
顧客の情報漏洩は、企業に膨大な損失をもたらすのです。
問題解決にかかる費用、謝罪にかかる費用が必要になるでしょう。
また、情報漏洩の被害者に慰謝料を支払うケースも少なくありません。
顧客情報が外部に漏れる原因は様々ですが、サイバー攻撃を受けると事故対応やサイト、サーバー復旧に数百万以上の費用がかかります。
サイトやサーバーのセキュリティ対策が甘いとサイバー攻撃を受けやすいため、注意してください。
日本ネットワークセキュリティ協会によると、2016年度のセキュリティインシデント報告には、情報漏洩人数が1,510万6,784人、インシデント件数が468件、1件あたり平均想定損害賠償額が6億7,439万円となっています。
どの企業にも、顧客の情報漏洩リスクがあります。
問題が発生する前に、顧客情報のセキュリティ対策を見直してみてはいかがでしょうか。

一度の情報漏洩で信用も失う

2011年4月にある電機メーカーの自社サイトにおいて、利用者の個人情報が流出しました。
情報漏洩件数は7700万件、氏名や住所、メールアドレス、生年月日、性別、ログインID、パスワード、購入履歴、請求先住所パスワード再設定用の質問への回答、クレジットカード番号と有効期限です。
顧客情報が流出した原因はサーバーの脆弱性をついた不正アクセスですが、脆弱性を認識していなかったとされています。
また、有名なハッカー集団から様々な攻撃を受けていた背景もあるのです。
被害総額は2兆円を超えました。
被害者には補償として無料サービスを提供し、セキュリティ強化、データセンター移管、ソフトウェアのバージョンなどの対策をしたそうです。
企業の損失はお金の面だけではなく、信用も失います。
一度の情報漏洩で、「あの会社は取引しないようにしよう」と利用者や取引先から敬遠されてしまうのです。
膨大な金銭的損害を被ったにもかかわらず、取引先がなくなると収入が得られません。
経営を揺るがす危機になりかねないため、セキュリティ対策はとても大切です。