話題のパナマ文書に見る情報漏洩の恐ろしさ

パナマ文書情報漏洩事件の概要

2016年、歴史上稀に見る情報漏洩事件が発生しました。
それが世に言うパナマ文書です。
パナマにある法律事務所が管理していたクライアントの顧客情報が大量に流出したのです。
一部では内部のリークとも言われていますが、公式発表では国外サーバーからの攻撃によるものとされています。
パナマ文書の情報漏洩がこれほどまで世間を騒がせている理由は、パナマの特異性にあります。
パナマは極端に税金が安いのです。
そのため世界各国の企業や富裕層の人々が事業実態のないペーパーカンパニーをパナマに設立することで税金を逃れているのではという疑いが掛けられました。
その中には誰もが知る企業の社長や政治家などが列挙され、詳細な個人情報まで明らかにされてしまっています。
違法ではないものの結果的に租税を回避しているわけですから、自国の税収が減り増税にも繋がるため世界各国で問題視されているのです。

情報漏洩の恐ろしさを学ぶ

パナマ文書が話題となっているのはその中身ですが、情報漏洩の仕方は至ってシンプルです。
それは、プラグインの脆弱性を突いたクラッキングです。
パナマ文書を管理していた法律事務所のサイトに僅かな脆弱性があり、ハッカーはそこを突いて侵入してきたのです。
もともと非常に機密性が高い情報を扱っていたパナマ文書は諸外国から狙われる情報でした。
そのためごく僅かな脆弱性でも見逃してはくれなかったのです。
情報漏洩に対しては厳重な対策をしていたはずなのにこのような事態に陥ってしまうということは、日本の企業の情報漏洩対策もハッカーが本気でクラッキングしようと思えばそれほど難しいものではないのかもしれません。
インターネットを使用するすべての企業は、これを機会に、インターネットに関係するありとあらゆるものごとに対して脆弱性を疑ってください。
ここまで大きな事件に発展することは珍しいですが、情報漏洩が企業にとってプラスとなることはありません。
日頃から情報漏洩に対する危機管理を徹底しましょう。