情報漏洩を守るサンドボックスの仕組みとは

コンピューターの中で構築される

サンドボックスという言葉を聞いたことがない人が多いのではないでしょうか。
しかし、セキュリティ業界では欠かせないものです。
簡単に説明すると安全な仮想環境のことを言います。
コンピューターの中でこれを構築すると、情報漏洩を防ぐことができるのです。
iPhoneなどで取り入れられており、話題を集めています。
仕組みは、安全な仮想環境を構築し、その中でプログラムを動作させるというものです。
マルウェアを感染させるプログラムだったとしても、サンドボックスの中は安全であるため、感染を防ぎます。
また、プログラムは分析されて悪質なものを検知することが可能です。
情報漏洩対策として取り入れてみてはいかがでしょうか。

シグネチャとどう違う?

似ている仕組みをしているシグネチャと、どう違うのかわからない人もいるでしょう。
シグネチャも悪質かどうかを判定する仕組みがあり、マルウェアを検出することができますが、違いは既存の攻撃パターンと一致したものだけが検出できることです。
そのため、これまでにないマルウェアだった場合はセキュリティ対策の効果がありません。
マルウェアはどんどん進化してきているため、シグネチャでは情報漏洩を防ぎ切ることは難しいです。
一方、サンドボックスは未知でも検出することができます。
また、特定の相手を標的とした攻撃を防ぐことが可能です。
これを標的型攻撃と言います。
ターゲットが決まっている場合は様々な方法を用いて侵入したり感染させようとしてきますが、安全な仮想環境の中であれば、悪質なメールに添付されているリンクをクリックしたり、プログラムを実行したとしても安全を守ったまま検査できるというメリットがあります。
しかし、防げない場合も少なくありません。
進化したマルウェアはサンドボックス内にいることを自ら検知し、検出を逃れる機能を持っていることがあるのです。
完璧なセキュリティ対策とは言えませんが、ほかのセキュリティ対策と併用したり、信憑性のないリンクはクリックしない、メールを開く前にアドレスが間違っていないかなど気をつけることが大切です。